執筆中の原稿より0721の日
幼馴染の高校生くりつる♀
大倶利伽羅は軽く目を瞑ってみたが、ふたたび眠気が訪れる気配はない。代わりに腰が重くて落ち着かなかった。若い身体は素直に勃起し、自然と収まる段階は過ぎてしまった。
右手を下着の内側に忍ばせ、硬くなった逸物を握り込む。脳内で夢の続きを思い浮かべた。
押し倒した鶴丸のカーディガンとシャツのボタンを外すと、白いレースのブラジャーが現れた。襟口から見えてしまった膨らみを思い出しながら、鶴丸の柔らかな胸を夢想する。
下着越しに胸を揉むと、想像上の鶴丸は恥じらいながらも気持ち良さそうな声を上げた。
『っふ、ぅ……あっ、ぁ、伽羅坊……っ』
実際にどれくらいの柔らかさなのかも、どんな反応をするのかも知らない。それでも身勝手な妄想をオカズにして、自身は張りつめて先走りを零す。
「はっ、ぁ……ふ……っ」
彼女を覆う布をすべて取り去り、生まれたままの姿にする。華奢でありながらも少女らしい丸みを帯びた身体は、どこもかしこも白くて砂糖菓子のようだ。
繰り返し鶴丸の四肢を想像するも、いつも恥部は上手く思い描けない。三角形の恥丘にはどんなふうに毛が生えているのだろうか。割れ目はどんな形をしているのだろうか。それを知る日は、本当に訪れるのだろうか。
不明瞭なまま、彼女の内側に自身を挿入する。雄を知らない割れ目に欲望を突き入れて揺さぶりたい。突き上げるたびに漏れる甘く高い啼き声を聞きたい。伽羅坊、とすがるように名前を呼んで欲しい。
『ひぅっ、あ、あんっ、……伽羅坊、からぼぅ……っ』
空想の鶴丸は大倶利伽羅の望むままに腰をくねらせ、ひっきりなしに甘えてきた。へこへことみっともなく腰を前後に動かして、手のひらで与える刺激を強くする。
『や、ぁ、っ……いく、いくぅっ……』
「くっ、ぅ、……ッ、鶴丸……っ!」
白い身体をびくびくと震わせて鶴丸が上り詰める。それに合わせて大倶利伽羅も手の内に白濁を吐き出した。
「……はぁ」
達した途端、一気に虚無感が押し寄せてくる。現実では告白すらできないくせに、夢や妄想では自分に都合のいいように抱いて汚している。男子の欲望とは愚かで卑しい。純粋に好きだと思えた無邪気な頃に戻りたい。
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